Q1:芸能事務所オーディションって何のオーディションですか?
A:芸能事務所オーディションは、その芸能事務所に所属するためのオーディションです。このオーディションに受かった方が、芸能事務所の所属タレントになれます。映画やドラマ、CM、雑誌などのオーディションは基本的に「芸能事務所」に入ってくるため、これらのオーディションを受けるには「芸能事務所」に入る必要があるのです。中にはフリーで活動する方もいらっしゃいますが、人脈やコネがないと相当厳しい世界なので、はじめは芸能事務所に所属することをおすすめします。
Q2:未経験でも大丈夫ですか?
A:事務所にもよりますが、多くの芸能事務所は「経験不問」で募集しております。むしろ、多少の経験がある方より、何色にも染まっていない未経験の方を好む場合もあります。誰もが始めは未経験ですので、自信を持ってオーディションに挑戦してください。
Q3:外見に自信がありません。
A:選ぶ分野によっては「容姿」は重要になりますが、芸能界「美男美女」だけでは成り立ちません。テレビをご覧になるとわかるように、美男美女でない方もたくさんいます。最も大事なものは「個性」です。審査員も決して外見だけで判断している訳ではありませんので、自分の強み(個性)を大事にしてください。
Q4:人前ですごく緊張します。大丈夫ですか?
A:現在テレビで活躍されている芸能人の中でも、人前で緊張したり、人見知りの方は少なくありません。大物芸能人でさえ、緊張することはよくあると言います。緊張は決して悪いことではありませんので、なぜ緊張するのかを冷静に分析し、緊張を楽しむくらいの気持ちで挑みましょう。
Q5:モデルになりたいのですが身長が低いです。なれますか?
A:モデルといっても「ショーモデル」「雑誌モデル」「広告モデル」などジャンルは様々で、中には身長を必要としないものもたくさんあります。もちろん、身長が高くないとできない仕事もありますが、近年では身長が低い「Sモデル」や、大きいサイズの「ぽっちゃりモデル」などの需要も高まっておりますので、どんな方にも可能性はあります。
Q6:年齢的に少し遅いかもしれないのですが、大丈夫でしょうか?
A:芸能界に「遅咲き」の方はたくさんいます。特に役者は、その年代ごとに適した役が必ずありますので、遅いということはありません。また、芸能界は「実年齢」より「見た目年齢」の方が重要だと言われています。そのため、自分には無理だと決めつけるのではなく、まずは挑戦してみることをおすすめします。
Q7:オーディションに応募しようか迷っています。
A:オーディションは、夢への橋渡しをしてくれる大切な場所です。芸能界に入るには「スカウトを受ける」という方法もありますが、スカウトは「待ち」の状態で「運」に左右されてしまいます。一方オーディションは「攻め」の状態なので、自分次第でいくらでもチャンスを作ることができます。例え落ちても次がありますので、あまり気負わず気楽に挑戦してみてください。
Q8:芸能界に入りたいのですが、どのジャンルがいいのかわかりません。
Q8:人には向き不向きがあります。モデルを志望して役者をやっている方もいれば、役者を志望してお笑いタレントになっている方もいます。活動していく内に「自分の方向性」を見つければ良いので、最初から決めておく必要はありません。
Q9:子供が芸能界に入りたいと言っています。でも学業と両立出来るのか心配です。
A:現在、テレビや映画で活躍されている多くの子供タレントは、学業を怠らずに芸能活動と両立しています。それは本人の意思と、事務所の担当者の協力があって成り立つものです。良い事務所を選べば、全く問題はありません。
Q10:書類選考の写真は何でも良いですか?
A:書類選考は「写真」と「書類」を見て審査をするものなので、顔がはっきりとわかり、写りの良いものでしたら「デジカメ」や「スマホ」で撮影したスナップ写真でも構いません。ただし、ワンランク上を目指すのであれば、スタジオに行ってプロのカメラマンに撮ってもらうのがベストです。
Q11:写真は昔の写真でも良いですか?
A:基本的に、写真は3ヶ月以内に撮ったものを添付してください。
Q12:応募写真の「バストアップ」とは何ですか?
A:バストアップとは、胸から頭までが入った写真のことです。全身写真は「スタイル」を見るのに対し、バストアップでは「顔」や「表情」を確認します。
Q13:写真は化粧をしても良いですか?
A:応募用の写真は、年齢にもよりますが「ノーメイク」または「ナチュラルメイク」で撮るのが基本です。厚化粧には気を付けましょう。髪型は顔が隠れないように心掛けましょう。
Q14:オーディションを受ける時は、どんな服装が良いですか?
A:特に決まったルールはありませんが、自分のスタイルがはっきりわかる服装が理想です。服装はオーディションでも重視されますので、好印象を与える「爽やか系」がおすすめです。
Q15:合格したら必ず所属しないといけないですか?
A:オーディションに合格しても、必ず所属する必要はありません。基本的に、どの事務所でも「合格後」約一週間程度、検討する期間が与えられます。最終的に所属するかどうかは、ご自身に決定権があります。
Q16:眼鏡からコンタクトに変えた方が良いですか?
A:仕事の幅を増やすためには、眼鏡からコンタクトに変えた方が良いです。ただし、眼鏡も一つの引き出しとして持っておくことをおすすめします。バリエーションが多いことに越したことはありません。
Q17:役者を目指しているのですが、ダンスレッスンなどもした方が良いですか?
A:受けられる環境があるのであれば「受けた方が良い」です。ダンスをすることでリズム感が鍛えられますし、体の使い方がわかります。また、テレビやCM、舞台などで踊りを求められることもありますので、どんなときでも対応できるようにしておくことが重要です。
Q18:一度落ちた芸能事務所でも再度応募して大丈夫ですか?
A:基本的に、応募条件をクリアしているのであれば、何度受けても問題ありません。ただし、「なぜ落ちたのか」を研究し、改善してから受けなければ、合格する確率は低いと言えるでしょう。
Q19:芸能事務所からの給料はどんな形態でもらえますか?
A:ギャラの支払い方法は主に2種類あります。仕事によって支払われる出演料を、タレントと会社の間で取り決めた割合で分配する「歩合制」と、仕事の量に関係なく毎月決まった額が支払われる「給料制」です。所属する芸能事務所によって異なりますので、契約時に確認しましょう。
Q20:芸能事務所を掛け持ちしても大丈夫でしょうか?
A:基本的に、芸能事務所の掛け持ちはNGです。ただし「登録制」のところは掛け持ちを許可している場合もあります。また、「業務提携」という方法もありますので、詳しくは所属事務所に確認してみてください。
Q21:業務提携って何ですか?
A:業務提携とは、「Aの事務所に所属するタレントを、Bの事務所が売り込むこと」を言います。所属先は「Aの事務所」になりますが、「Bの事務所」が仕事を取ってくることでそのギャランティが分配されます。多いケースとして「舞台に強い事務所(A)」と「テレビに強い事務所(B)」が業務提携を結んだり、「中小規模の事務所(A)」と「大手芸能事務所(B)」が業務提携を結ぶことがよくあります。事務所同士がお互いの利潤を獲得するために有効な方法です。
Q22:スカウトもオーディションも行なっていない芸能事務所へ入る方法はありますか?
A:芸能事務所の中には「スカウト」も「オーディション」も実施していない芸能事務所が多々ありますが、そういった芸能事務所には「紹介」や「コネ」でしか入ることが出来ません。そのため、所属するにはかなり難易度が高いです。
Q23:芸能事務所に入ったら恋愛は禁止ですか?
A:所属する事務所やジャンルにもよりますが、アイドルや若手女性タレントの場合、禁止されることは多いです。それは「スキャンダル」を避けるためでもあります。ただし、プライベートをタレントに任せている事務所もありますので、一概には言えません。
Q24:芸能事務所と芸能プロダクションの違いは何ですか?
A:「芸能事務所」と「芸能プロダクション」の違いですが、呼び方が違うだけで基本的に同じ意味になります。「モデル事務所」と「モデルエージェンシー」も同様です。
Q25:バーニングプロダクション系列の芸能事務所とは何ですか?
A:大手芸能事務所「バーニングプロダクション」の関連企業・傘下の芸能事務所のことです。バーニングプロダクション単独での規模はさほど大きくはないのですが、傘下のプロダクション(いわゆるバーニング系列の芸能事務所)を合わせると「巨大組織」になり、芸能界においてジャニーズ事務所や吉本興業に匹敵する権力を持つと言われています。
Q26:バーニングプロダクション傘下の芸能事務所を教えてください。
A:代表的な事務所で言えば「アーティストハウスピラミッド」「エーチーム」「エヴァーグリーンエンタテイメント」「イトーカンパニー」「サムデイ」「ゴールデンミュージックプロモーション」「テイクオフ」「テンカラット」「トヨタオフィス」「フロムファースト」「レプロエンタテインメント」などが挙げられます。しかし「ケイダッシュ」や「ホリプロ」「イザワオフィス」「オスカープロモーション」「田辺エージェンシー」など、傘下でなくても「深い繋がり」を持つ大手芸能事務所は多数存在します。
Q27:ジャニーズ事務所に対抗できる芸能事務所はありますか?
A:ジャニーズ事務所に対抗できる芸能事務所は、「バーニンググループ」や「吉本興業」が挙げられます。ジャニーズ事務所からの独立で、芸能界から干されないようにするためには、こういった「力のある芸能事務所」に移籍する必要があります。現に、トップアイドルであったSMAPは、バーニンググループである「田辺エージェンシー」に移籍する噂がありました。しかし、ジャニーズとの関係性から、バーニンググループでさえも簡単に受け入れることができなかったのが実情です。
Q28:芸能界から干すとはどういうことですか?
A:芸能界で仕事を出来ないようにさせられるということです。例えば「SMAP独立問題」で説明すると、ジャニーズ事務所を退所した「草彅剛」「香取慎吾」「稲垣吾郎」に腹を立てたジャニーズ幹部は、各テレビ局に「彼らを使わないでください。もし使うようなことがあれば、その局にはジャニーズタレントを一切出しません」といった圧力をかけることができます。テレビ局側からしても、女性から絶大な人気を誇るジャニーズを使用できなくなるのは相当なダメージを受けるため、その要求に応えるしかなくなるのです。これが「干される」ということです。これを避けるためには、上記でも説明したように、ジャニーズ事務所と同等の力を持つプロダクションに移籍する必要があるのです。しかし、最近ではこの「干す行為」に対して、公正取引委員会が「独占禁止法違反」にあたるとして動き出しました。芸能界で長らく続いてきた「暗黙の了解」が、改革されようとしているのです。