芸能界で活躍する「旧統一教会」信者一覧(芸能人・有名人)

2022年7月8日、安倍晋三元内閣総理大臣が凶弾に倒れご逝去されました。
犯人は特定の宗教団体に恨みを持っており、その宗教団体に関わりのあった安倍晋三元総理を狙ったと供述しているのですが、その宗教団体がこの「旧統一教会」になります。
現在は「世界平和統一家庭連合」という名称に変更して活動している当団体ですが、30年ほど前に連日ワイドショーを賑わせていたものの、新興宗教の中ではそれほど知名度は高くなく、「今回の事件で初めて知った」という方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「旧統一教会について」そして「芸能人や有名人に信者はいるのどうか」について解説していきたいと思います。
本記事では「信ぴょう性の高い芸能人・有名人」のみ取り上げていますが、内容を保証するものではございませんので、参考程度にご覧くださいませ。

旧統一教会(世界平和統一家庭連合)とは

現在の正式名称は「世界平和統一家庭連合」ですが、便宜上「旧統一教会」と表記させて頂きます。
旧統一教会は、元々の正式名称が「世界基督教統一神霊協会(せかいキリストきょう とういつしんれいきょうかい)」というものであり、その名の通り「キリスト教系」の新宗教団体です。
創始者は韓国の「文鮮明(ムン ソンミョン)」という方で、1954年5月1日に当団体を創立しました。
その後、信者は世界194ヵ国にまで広がり、日本では1959年10月に「日本家庭連合」を創立、1964年7月に「宗教法人」として認証されました。
教団によると、信者の数は日本に「60万人」韓国に「30万人」いると言われています。
しかし、怪しい宗教団体によくある「霊感商法」、いわゆる高額な「壺」や「印鑑」を信者に売りつけるという商法が問題となり、2009年には教団の関連会社社長らが逮捕される事態に陥りました。
また、弁護士や消費生活センターが受けた「旧統一教会」に関する被害総額は、直近5年で約54億円にものぼり、欧米では「カルト宗教」としてみなされています。
そういった背景もあってか、イメージを一新するかのように「統一教会」から「世界平和統一家庭連合」へと名称変更があったのです。

旧統一教会の名物「合同結婚式」

この旧統一教会には有名な儀式があり、それが信者同士が結婚する「合同結婚式」というものです。
正式名称は「国際合同祝福結婚式」で、統一教会員からは「祝福」と呼ばれています。
創立者である「文鮮明(ムン ソンミョン)氏」が逝去される2012年までは、文鮮明氏がお相手を決めていました。
「国際」合同結婚式ですので、結婚相手が外国人になることも日常茶飯事。
中には「日本人女性」と結婚することが目的で、海外男性が入信するケースもあったそうです。
しかし、2012年に文鮮明氏が逝去されてからは、「マッチングサイト」が使用されるようになりました。
親や本人が「身長」「体重」「職歴」「趣味」「年収」「写真」などをサイトに登録し、全国にいる「マッチングサポーター」というスタッフが相応しいお相手を紹介するシステム。
そして1年間ほどの交際期間を経て、結婚に至るそうです。
2012年を境に、マッチングの仕方が大きく変わった合同結婚式ですが、1992年8月にこの「合同結婚式」に参加した芸能人がおります。
それが元女優の桜田淳子さんです。
詳しくは下記で解説しますが、その前に「日本には信仰の自由」が憲法で定められていることをご理解ください。
それが例え「カルト」と呼ばれる宗教であってもです。
決して批判することはなく、「信仰の自由」を尊重して下記項目をご覧ください。



旧統一教会と関わりがあったとされる芸能人・有名人

桜田淳子(さくらだ・じゅんこ)

秋田県出身の元女優で、サンミュージックプロダクションに所属していた桜田淳子。
彼女は芸能人として初めて「統一教会の信者」であることを公表した人物である。1970年代に「森昌子」「山口百恵」と共に「花の中三トリオ」として人気を博し、「統一教会に入らず女優を続けていれば日本を代表する大女優になっていた」と言われる桜田淳子だが、彼女が入信したのは19歳のとき。姉の紹介で統一教会に入った。しかし騒ぎになることを恐れた彼女は「隠れキリシタン」のように密かに活動。そして34歳のときに、統一教会の合同結婚式に参加するという記者会見を開いたのだ。その2ヶ月後、桜田淳子は韓国のソウルで合同結婚式に参加し、文鮮明氏が選んだ会社役員と結婚した。以降、芸能界から離れ、専業主婦として生活を送った。

山崎浩子(やまさき・ひろこ)

鹿児島県出身の元新体操選手で、ロサンゼルス五輪にも出場したことのある山崎浩子。
選手引退後はタレントとしても活動し、近年は「フェアリージャパン」の指導者として日本の新体操をけん引してきたが、彼女も1992年8月に開催された「合同結婚式」に参加した。文鮮明氏が選ぶ相手ならどんな人物でも良いと決意し、日本人男性とマッチング。その場で結婚を了承した。しかし、姉の猛反対・説得がキッカケで「元信者の牧師」に出会い、自身がマインドコントロールされていたことに気付く。そして1993年4月、記者会見を開き「統一教会からの脱会」を表明した。合同結婚式で知り合った婚約者との入籍は先延ばしにしていたため、結局結婚せずにそのまま別れた形となる。

徳田敦子(とくだ・あつこ)

大阪府出身の元バドミントン選手で、世界チャンピオンにも輝いたことのある徳田敦子。
彼女も「桜田淳子」「山崎浩子」と同様、1992年8月の合同結婚式に参加した。2年後の1994年5月には、統一教会入信と、合同結婚式前後の胸の内を明かした著書「やっぱりこの人が一番」を発刊した。この著書は、統一教会系の出版社である「光言社」から発売されている。

飯星景子(いいぼし・けいこ)

大阪府出身のタレント・作家で、ホリプロに所属する飯星景子。
彼女も過去に「統一教会」に入信していたことがあり、1992年8月に開催された合同結婚式にも参加する予定だったが、その頃はまだ入信したばかりだったため見送られた。そんな中、飯星景子の父親である作家「飯干晃一(代表作:仁義なき戦い)」は、娘の奪回に向け統一教会に宣戦布告。記者会見で教会側を激しく非難し、真っ向勝負を挑んだ。その後、娘のマインドコントロールを解くことに成功し、飯星景子は統一教会を脱会。1993年には「われら父親は闘う― 娘・景子を誘いこんだ統一教会の正体」という著書も発刊した。

音無美紀子(おとなし・みきこ)

東京都出身の女優で、名俳優「村井國夫」を夫に持つ音無美紀子。
彼女は、村井國夫と共に出版した著書「妻の乳房 – 乳がんと歩いた二人の十六年」で、統一教会に入信し脱会するまでの経緯を綴った。1986年、まだ幼かった長男が難病にかかって悩んでいた時に、長男の入院先の看護師から紹介されて統一教会に入信したという。当初は夫である「村井國夫」にも内緒で信仰していたが、やがて教会に対する疑心も芽生え、村井の説得により1992年に脱会した。