「公明党」を支持する芸能人・有名人一覧
1964年11月17日。「大衆とともに」という理念を掲げ結党された公明党(こうめいとう)。
以降、約60年にわたり、福祉・教育・平和外交など「生活者の声を政治に届ける政党」として、政界の一翼を担ってきました。
特に近年では、子育て支援や教育無償化、高齢者福祉、被災地支援など「現場主義」を前面に打ち出し、多くの国民から一定の評価を得てきました。
選挙ドットコムが提供する「投票マッチング」では、常にトップ争いをするほど、国民に寄り添った政策を掲げています。
一方で、支持団体である「創価学会」との関係や政教分離のあり方をめぐり、賛否の声が分かれることも少なくありません。
そこで今回は、公明党の概要や特徴について、そして公明党を支持・応援しているとされる芸能人・有名人についてご紹介していきたいと思います。
本記事では「信ぴょう性の高い情報」を中心に取り上げていますが、内容の正確性を保証するものではございませんので、あくまでも参考程度にご覧くださいませ。
公明党(こうめいとう)とは
まず、公明党について、簡単に解説したいと思います。
公明党とは、1964年11月17日に、当時の創価学会会長である「池田大作氏」の発意によって創設された政治団体です。
「大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に死んでいく」という立党精神を掲げ、全国約3,000人の地方議員と共に、これまで数々の政策を実現してきました。
特に「児童手当の創設・拡充」や「携帯料金の引き下げ」「私立高校授業料の無償化」「出産育児一時金」「食品への軽減税率導入」など、生活者の視点に立った実績を積み重ねてきたのが特徴です。
また「世界平和」に対する思いは一層強く、唯一の戦争被爆国として、核兵器の廃絶、そして「対話」を通じた外交の推進に力を注いできました。
以上の点からも、公明党を一言で表現するなら「Love & Peace(愛と平和)の党」と言うことができます。
一方で、支持母体である宗教団体「創価学会」との関係性については、長年にわたり議論の的となっており、「政教一致している」といった批判の声も少なくありません。
果たして、公明党と創価学会は「政教分離」が出来ていないのでしょうか。
公明党と創価学会の政教分離について
日本国憲法第20条には、こう記されています。
- 信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。
- 何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。
- 国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。
少し言い回しが難しいかもしれませんが、この条文の趣旨は「国家が特定の宗教を支援・優遇してはいけない」「国民に信仰を強制してはいけない」というものになります。
つまり、国政政党である「公明党」が、特定の宗教団体である「創価学会」のための政治をしてはいけないということです。
一方で、宗教団体(創価学会)が、自らの価値観に基づいて政党(公明党)を支援すること自体は、憲法上も法律上も何ら問題はありません。
現在の公明党と創価学会の関係性は、あくまでも「支持を受ける政党」と「支持団体」という立場であり、自民党の「経団連」や「農協(JA)」、立憲民主党・国民民主党の「連合」といった関係性と基本的に同じです。
したがって、「創価学会が公明党を支持している」という一点をもって「政教一致」と批判するのは、やや的外れだと言えるでしょう。
それではここから、本題の「公明党を支持・応援している芸能人・有名人」について見ていきたいと思います。
「公明党」を支持・応援している芸能人・有名人一覧
これまで説明した通り、創価学会員は基本的に「公明党」を応援しています。
そのため、下記の記事で紹介している芸能人・有名人は、公明党を支持・応援している可能性が高いです。
しかし、必ずしも【創価学会員=公明党支持者】とは限りません。
長年にわたる自民党との連立に対して不満を抱く学会員もいれば、他党の政策やビジョンに共感する学会員もいます。
つまり、公明党を支持する割合は高いものの、最終的には「個人の判断」に委ねられているのです。
ちなみに、創価学会は日本国内で「約827万世帯」の会員を有する、日本最大の宗教団体と言われております。
もし仮に、全員が公明党に投票しているのであれば、公明党は現在よりも遥かに強大な勢力となっているでしょう。
このことからも、創価学会員の中には公明党を支持しない人々が一定数存在することがわかります。
以上を踏まえ、本記事では「公明党を応援している可能性が高い」芸能人・有名人をピックアップしてご紹介いたします。
久本雅美(ひさもと・まさみ)
芸能人や芸術分野の仕事に携わるメンバーで構成される「創価学会芸術部」。この芸術部には、およそ1万人もの学会員が所属していると言われ、その芸術部の「女性部長」を務めるのがタレントで女優の久本雅美。彼女は、芸能界で活躍する創価学会員の中でも代表的な存在で、公明党の選挙応援演説にもたびたび登場している。過去には「私は公明党が大好きなんです!」と公言したことも。
山本リンダ(やまもと・りんだ)
「こまっちゃうナ」や「どうにもとまらない」など、数々のヒット曲を持つ大物歌手の山本リンダ。彼女も、創価学会芸術部の「女性部長」を務め、公明党の選挙応援演説にも登場している。とあるインタビューでは「公明党は立党以来、福祉に力を入れてきているんです。政治は弱いものに光をあてるのが務めでしょ。福祉面での実績をあげればきりがないほどです。だから私は公明党が好きなのです。本当に清潔な党なのです」と熱弁している。
岸本加世子(きしもと・かよこ)
日本アカデミー賞において「主演」「助演」ともに受賞歴のある名女優・岸本加世子。彼女も芸術部の「女性部長」を務め、創価学会の活動にも積極的に参加している。久“本”雅美、山“本”リンダ、岸“本”加世子の3人は、学会内で「3モト」と呼ばれていたことも。
木根尚登(きね・なおと)
TM NETWORK(ティーエム・ネットワーク)のギタリストで、ミュージシャンの木根尚登。彼も芸術部の要職に就いており、熱心な活動家として知られている。過去には公明党の選挙応援演説に駆け付けたこともある。
彦麻呂(ひこまろ)
「〇〇の宝石箱や~」の名フレーズでお馴染みのグルメリポーター・彦麻呂。彼も芸術部の要職に就いており、創価学会の広報ビデオにも出演したことがある。また、過去には公明党の選挙応援演説に参加したこともある。
柴田理恵(しばた・りえ)
大親友である「久本雅美」の勧めにより、1987年に創価学会へ入会したタレントの柴田理恵。彼女も、芸術部の要職を務め、久本雅美と共に公明党の選挙応援演説に駆け付けたことがある。しかし近年は、党の方針により、芸能人が応援演説を行う機会は減少傾向にある。
塙宣之(はなわ・のぶゆき)
お笑いコンビ「ナイツ」のボケ担当で、漫才協会の会長も務める人気芸人の塙宣之。彼は「創価大学」の落語研究会出身の学会員で、熱心な活動家。創価学会のYouTubeチャンネルにも出演したことがあり、創価学会員であることをフルオープンにしている。そのため、公明党を応援している可能性は極めて高い。
土屋伸之(つちや・のぶゆき)
お笑いコンビ「ナイツ」のツッコミ担当で、漫才協会の常務理事も務める人気芸人の土屋伸之。彼は「創価高校」出身の学会員で、相方の塙とは創価大学の落語研究会で出会う。土屋自身も「創価学会員」であることは隠しておらず、フルオープンにしている。
氷川きよし(ひかわ・きよし)
アイドル並の人気を誇る演歌界のプリンス・氷川きよし。彼が創価学会員であることは有名な話だが、本人が公の場で語ることはなかった。しかし、長年所属していた芸能事務所を退所したことを機に、2024年秋に突如カミングアウト。祖父母から続く「3世」であることを明かした。創価学会に対する信仰心も強いことから、公明党を支持・応援している可能性は極めて高い。
鈴木奈々(すずき・なな)
おバカタレントとして一世を風靡したモデルの鈴木奈々。彼女は、2024年夏に自身が創価学会の「2世」であることを明かした。「信心の力が凄すぎて、ライバルたちに教えたくないと思ってしまうほど」と語るくらい信仰心が強い。そのため、鈴木奈々も公明党を支持・応援していると見られる。
その他の芸能人・有名人
本記事では、公明党を支持・応援しているとされる芸能人を10人だけピックアップしましたが、他にも芸能界で活躍する「創価学会員」は大勢います。
前述の通り、すべての創価学会員が公明党を支持しているわけではありませんが、信仰や信念をもとに、それぞれが自分の考えで政治的スタンスを決めています。
より詳しく知りたい方は、下記の記事でご紹介しておりますので、あわせてご覧ください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

