芸能界で活躍する「幸福の科学」信者一覧(芸能人・有名人)
近年、芸能界でも度々話題となる日本の新興宗教・幸福の科学。
1986年10月6日に「大川隆法(おおかわ りゅうほう)氏」によって創立され、現在では世界160ヵ国以上にも信者が広がっていると言われております。
その勢いはとどまることを知らず、2009年5月には「幸福実現党」を立ち上げ政界に進出、2010年4月には「幸福の科学学園」を開校、そして2011年1月には「ニュースター・プロダクション」を立ち上げ芸能界にも進出しました。
日本の新興宗教といえば「創価学会」が有名ですが、まさに創価学会につぐ日本の新興宗教だと言えます。
そこで今回は、芸能界で活躍する「幸福の科学」信者をまとめたいと思います。
本記事では「信者と噂される芸能人」も取り上げておりますが、その信ぴょう性も含め解説しておりますので、ぜひ最後までご覧くださいませ。
幸福の科学(HAPPY SCIENCE)とは
まず、簡単に「幸福の科学」について説明したいと思います。
幸福の科学は、地球神「エル・カンターレ」を本尊とする、日本発祥の「仏教」です。
幸福の科学「総裁」である大川隆法氏は、「仏教を基盤としたスーパー仏教」とも言っています。
では、この「大川隆法氏」とは一体何者なのでしょうか?
1956年(昭和31年)7月7日に徳島県で生まれ、その後「東京大学法学部」を卒業したエリートです。
大学卒業後は「大手総合商社」に入社し、商社マンとして働く一方、この時期に宗教家としての「霊的能力」が覚醒したとされています。
日本には大小含めさまざまな新興宗教がありますが、幸福の科学は「霊的世界(スピリチュアル要素)」がかなり高い宗教だと言えます。
また、教祖である「大川隆法氏」は、自身のことを「エル・カンターレ(神々の主)」とも宣言しており、幸福の科学信者にとっては「大川隆法氏」が信仰の対象となっております。
よく「創価学会」と混同されがちですが、これらは全く違う宗教観だと言えるでしょう。
幸福の科学は芸能界にも進出
創価学会と大きくことなる点がもう一つあります。
それは「独自の芸能事務所を立ち上げて芸能界に進出していること」です。
下記の記事でも取り上げている通り、芸能界で活躍する「創価学会員」はたくさんいますが、創価学会の場合は「独自の芸能事務所」を持たず、各学会員がそれぞれの道で自由に活動しています。
https://geinoujimusho.com/soka/
一方、幸福の科学は2011年に「ニュースター・プロダクション」という独自の芸能事務所を立ち上げ、戦略的に芸能界に進出しました。
また2017年には「アリ・プロダクション」という新たな芸能事務所を立ち上げ、幸福の科学の「広告塔となるタレント輩出」に力を入れています。
ちなみに「レプロエンタテインメント」に所属していた女優「清水富美加(しみず ふみか)」は、「千眼美子(せんげん よしこ)」としてこのアリ・プロダクションに所属しています。
このように、幸福の科学は明確なビジョンを持って、人々への影響力が高い芸能界に進出しているのです。
では、ここからは本題の「芸能界で活躍する幸福の科学信者」を紹介したいと思います。
日本国憲法第20条の第3章にも「信教の自由」が定められているように、特定の宗教を信じる自由、信仰を変える自由、宗教を信じない自由が日本にはありますので、それを踏まえた上で下記項目をご覧ください。
千眼美子(せんげん・よしこ)
「幸福の科学」を一気に世に知らしめた人物といっても過言ではない、女優の千眼美子。元は「清水富美加」としてドラマや映画・バラエティ番組に引っ張りだこだった彼女だが、2017年に「幸福の科学への出家」を公表して芸能界に衝撃を与えた。両親が「幸福の科学信者」であったことから、彼女も幼少期に入信。現在は「幸福の科学の広告塔」として、アリプロダクションに所属し活動している。
新木優子(あらき・ゆうこ)
ドラマや映画で大活躍の女優、新木優子。彼女は大手芸能事務所「スターダストプロモーション」に所属しているが、2017年に発売された週刊誌「週刊新潮」で幸福の科学信者であることが発覚した。2017年といえば、清水富美加の「出家騒動」で芸能界がざわついていた頃だが、そのときに新木優子が事務所に自身も信者であることを打ち明けたという。その後、本人や両親、事務所責任者との話し合いにより、所属事務所は「宗教の自由」を尊重して活動を継続していくことを認めた。新木優子も、親が幸福の科学信者であったことから「二世」となる。
小川知子(おがわ・ともこ)
1970年前後に、人気アイドル歌手として有名になった小川知子。テレビや映画で女優としても活躍していた彼女だが、実は熱心な活動家で、幸福の科学の「初代・広告塔」でもあった。1991年、週刊誌「フライデー」が幸福の科学の総裁「大川隆法氏」に関する批判記事を掲載したことをめぐって、抗議デモの先頭に立ち大激怒したのが女優の小川知子なのだ。この事件を境に、メディアへの出演は極端に減ることになる。
景山民夫(かげやま・たみお)
「直木賞」受賞作家であり、放送作家としても活躍していた景山民夫。彼も、自身で入会を決断した熱心な活動家であった。上述の「フライデー事件」では、「講談社フライデー全国被害者の会」の会長として、小川知子と共に抗議デモに参加。ただこの事件を境に次々と連載が終了し、50歳の若さでこの世を去ってしまうことになる。死因は「火事」が原因とされている。
河口純之助(かわぐち・じゅんのすけ)
「リンダリンダ」や「人にやさしく」「TRAIN-TRAIN」「情熱の薔薇」など、数々の名曲を世に出してきた「THE BLUE HEARTS(ザ・ブルーハーツ)」の元ベース担当・河口純之助。彼は1991年に幸福の科学へ入信した熱心な活動家でもある。THE BLUE HEARTSは1995年に解散するが、解散にあたっての雑誌インタビューでは「バンドをやっていた10年より、幸福の科学に出会えたことの方が大きい」と回答している。その後は、幸福実現党宣伝局長代理という役職にもつく。
さとうふみや
大人気漫画「金田一少年の事件簿」の著者である女性漫画家・さとうふみや(本名:さとうふみこ)。彼女は1992年に幸福の科学に入会した信者である。幸福の科学を母体とする「幸福実現党」の文化局長も務め、衆議院選挙に出馬したこともある。
Anjewel(アンジュエル)
2016年に結成された5人組のアイドルユニット・Anjewel(アンジュエル)。彼女たちは、幸福の科学の「非公式アイドル」として活動している。清水富美加の出家騒動のときも、SNSで称賛のコメントを投稿していた。
雲母(きらら)
1998年生まれの女優で、ファッションモデルとしても活動していた雲母(きらら)。幸福の科学が運営する「ニュースター・プロダクション」に所属していたが、2017年5月に「千眼美子」がいる「アリ・プロダクション」へ移籍。その後、2017年6月に、総裁「大川隆法氏」の三男である「大川裕太」との結婚を発表する。しかし、結婚生活は長く続かず、わずか一年足らずで離婚。現在ではアリ・プロダクションからもプロフィールが削除されている。
その他の芸能人
創価学会とは違い、幸福の科学の信者である「有名人」はまだまだ少なく、知名度がある芸能人といえば「千眼美子」や「新木優子」「小川知子」「河口純之助」くらいです。幸福の科学が運営する「アリ・プロダクション」や「ニュースター・プロダクション」には多数のタレントが在籍しておりますが、下記の通り「知名度がある芸能人」とは言えないでしょう。
アリ・プロダクション所属タレント
・田中宏明(たなか ひろあき)
・希島凛(きじま りん)
・なりた りな
・青木涼(あおき りょう)
・山岸芽生(やまぎし めい)
・深沢莉子(ふかざわ りこ)
・佐々木悠介(ささき ゆうすけ)
・望月さやか(もちづき さやか)
・松岡蓮(まつおか れん)
・篠原紗英(しのはら さえ)
・宮崎花澄(みやざき かすみ)
・高橋宏昌(たかはし ひろまさ)
・朝井みずほ(あさい みずほ)
・白石恵瑠(しらいし える)
・川村采可(かわむら さいか)
・中村光満(なかむら みちる)
・渡辺優凛(わたなべ ゆりん)
・高梨ゆず(たかなし ゆず)
・高江志歩(たかえ しほ)
・高木心朗(たかぎ こころ)
・早坂美怜(はやさか みれい)
・松嶋優空(まつしま ゆら)
・星野ひらく(ほしの ひらく)
・成美ひかる(なるみ ひかる)
・鈴木かりん(すずき かりん)
・大澤美也子(おおさわ みやこ)
・古賀晃人(こが あきと)
・小原ゆかり(おばら ゆかり)
ニュースター・プロダクション所属タレント
・市原綾真(いちはら りょうま)
・天城太智(あましろ だいち)
・永井兼介(ながい けんすけ)
・相沢爽太(あいざわ そうた)
・伊瀬光(いせ ひかる)
・坂東睦月(ばんどう むつき)
・髙世翔太(たかせ しょうた)
・伊瀬太陽(いせ たいよう)
・桜田進太朗(さくらだ しんたろう)
・長谷川奈央(はせがわ なお)
・水月ゆうこ(みづき ゆうこ)
・木下渓(きのした けい)
・松下桃子(まつした ももこ)
・橘百花(たちばな ももか)
・福永紗也(ふくなが さや)
・塚本このみ(つかもと このみ)
・伊藤わか乃(いとう わかの)
・合香美希(あいか みき)
・モリーン アテナ(もりーん あてな)
・恍多(こうた)
・松田わかな(まつだ わかな)
・永山乃愛(ながやま のあ)
・佐藤由紀子(さとう ゆきこ)
幸福の科学と噂される芸能人
これまでは「幸福の科学信者」であることがほぼ確定している芸能人を紹介してきましたが、ここからは「幸福の科学と噂される芸能人」を紹介したいと思います。
ネットで「幸福の科学 芸能人」と検索すると、関連キーワードには「綾瀬はるか」や「北川景子」「星野源」といった大物芸能人の名前がズラリと出てきます。
これを見れば、幸福の科学と何かしらの関係があるように思えますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?
結論から申し上げますと、これらの芸能人の大半は「幸福の科学」と一切関係がありません。
信者でも何でもないのです。
では何故、このような噂が広まってしまったのでしょうか。
それには、幸福の科学の総裁である「大川隆法氏」が出した著書にあります。
下記をご覧いただければわかる通り、大川隆法氏は有名人の名前やイラスト・写真を使った書籍を多数出版しております。
上記書籍はあくまでも一部で、この他にも「和田アキ子」や「池上彰」「ビートたけし」「高倉健」「丹波哲郎」「樹木希林」「香川照之」「膳場貴子」「吉高由里子」「小松菜奈」「武井咲」「北川景子」「DAIGO」など、芸能界を代表する「著名人の名前」を使った本を多数出版しているのです。
まるで「大川隆法氏」がこれらの有名人と対談したかのようなタイトルで、何も知らない人からすれば、星野源や広瀬すずが幸福の科学の「信者」か「理解者」といったイメージを抱いてしまうのも無理はありません。
しかし実際は、芸能人・有名人の「守護霊」を呼び起こして、その守護霊にインタビューするという内容なので、本人とは一切関係がないのです。
これが、人々に誤解を与え「幸福の科学信者」だという噂が広まってしまった要因だと考えられます。
なぜ訴えられないのか?
芸能人の名前や写真を勝手に使用し、名誉毀損ともいえる書籍を出版する幸福の科学。
「肖像権」や「パブリシティ権」を侵害しているようにも思えますが、なぜ訴えられないのでしょうか?
まず「写真」に関しては無断使用となるため、これは禁じることができます。
表紙デザインが写真からイラスト・文字だけに変わったのはそのためでしょう。
一方、名誉毀損ですが、幸福の科学の霊言本(守護霊インタビュー)は、特殊な宗教論争であり、幸福の科学信者以外は信じる人がいないという理由から、名誉毀損にあたらない可能性があります。
本人の言葉ではなく、あくまでも本人の「守護霊」が発した言葉で、一般的にはこの霊言は信じられておらず、そのため「霊言が何を言っても名誉毀損は成立しない」と考えることができるのです。
また、裁判を起こすには多大な労力(時間や費用)も必要で、多忙な有名人はそれを嫌います。
週刊誌に「真実ではない情報」が掲載されても、いちいち訴えない(相手にしない)のと同じ原理だと言えるでしょう。
そのため「勝てるかどうかわからない裁判に労力をかけてまで挑みたくない」というのが、訴えを起こさない理由だと考えられるのです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は「芸能界で活躍する幸福の科学信者」をまとめました。
インターネットで噂されている芸能人の多くは、幸福の科学と関わりがないということをお分かり頂けたかと思います。
守護霊インタビューについては賛否両論ありますが、冒頭でもお伝えした通り、日本国憲法では「宗教の自由」が定められております。
特定の宗教を信じる自由、信仰を変える自由、宗教を信じない自由が日本にはありますので、信者だからといって差別するのはやめましょう。
何を信仰しようと、一人の女優・俳優として、芸能界で頑張る彼らを応援しております。