ダイヤの原石を発掘する「スカウト活動」は、多くの芸能事務所が実施しています。それらの芸能事務所からスカウトを受けるには、やはり「見た目」と「運」が必要なのですが、下記のことを意識するだけで確率を十分高めることができます。ここでは、スカウトされやすい「場所」や「日時」「服装」などを紹介しておりますのでご参考ください。
ただし、スカウトはあくまでも「待ち」の態勢です。時間がかかることはもちろん、理想の芸能事務所にスカウトされるのは非常に困難ですので、自ら積極的にオーディションを受けるなど「攻め」の姿勢で芸能界に挑戦することをおすすめします。
スカウトを実施している優良芸能事務所を、三段階に分けて一部紹介します。しかし、必ずしも毎年スカウト活動を行なっているわけではありません。去年は実施して、今年は実施しないという事務所や、一年に数回しか行わないという事務所もあります。俳優・女優・モデル・歌手・芸人・タレントなど、目指すジャンルによって理想の芸能事務所も異なりますので、あくまでも参考程度にご覧ください。
上記芸能事務所は「街頭スカウト」だけではありません。例えばアーティストやお笑い芸人の場合、ライブを観にきた芸能関係者が「上手い」「面白い」と思ってその場でスカウトすることもあります。また、雑誌に掲載せれた写真が目にとまり、スカウトを受けるというケースもあります。街中で行なう「街頭スカウト」は、上記芸能事務所の中でも一部だとお考えください。
スカウトを受ける場合、中堅プロダクションより大手プロダクションの方がいいと思われがちですが、必ずしもそうではありません。大手プロダクションは、タレント数も多いのでその分埋もれてしまう可能性があります。事務所の「推しメン」になることができれば良いのですが、スカウトでも中々うまくいかないのが現実です。
かと言ってライバルが少ない中堅プロダクションがいいという訳でもありません。芸能事務所選びは、それほど難しいのです。理想は、大手なのに少数精鋭でマネジメントを行なう「研音」のような事務所です。所属するほとんどのタレントが売れている事務所は、一番のおすすめです。
こちらでは「スカウト出身の芸能人」「オーディション出身の芸能人」を一部紹介しております。ぜひ参考にご覧ください。
スカウトマンの中には、本物にまぎれて「悪徳業者」がいます。「レッスン料」という名目でお金を徴収したり、アダルトな仕事をさせられたりなど、被害者が後を絶ちません。スカウトを受けて嬉しい気持ちはわかりますが、冷静を装って対応してください。
まず第一に、その場で決断はしないでください。「スカウトされたら入るべき芸能事務所」でもです。個人情報を書かされたり、署名をさせられたり、事務所についていくこともNGです。まずスカウトを受けたら、スカウトマンの説明を聞いて、必ず名刺をもらってください。その上で「興味があればこちらから連絡します」とお伝えください。万が一「名刺がない」と言われたら、その時は無視していいでしょう。本当に名刺を切らしているだけかもしれませんが、そういったスカウトマンは誰彼構わず配っている可能性が高いです。また、名刺があっても油断は禁物です。大手芸能事務所を名乗って「偽の名刺」を作っている場合もありますので、自宅に帰ってから、その名刺に記載してある情報が正しいか確認しましょう。「事務所名」「住所」「電話番号」「URL」が本物と相違なければ問題ありません。電話をかけるときは、スカウトをしてきた「スカウトマンの名前」を忘れずに伝えましょう。
スカウトは多くのプロダクションが実施しております。誰もが耳にする大手芸能事務所から、一度も聞いたことのない弱小芸能事務所まで、ピンからキリまであります。前述したように、必ずしも「大手芸能事務所」が良いとは限りませんが、もし一度も聞いたことのない芸能事務所だった場合は、よく考えてください。判断基準としては「その芸能事務所に有名なタレントが一人でもいるかどうか」です。ここでの「有名」とは、「10人に聞いて半数以上が知っている芸能人」です。思い切って、スカウトマンに「有名な芸能人は誰か所属していますか」と聞いてみるのもいいでしょう。弱小事務所のスカウトマンは「このタレントはテレビで活躍している」などと言ってきますが、自分が知らなければそれは有名人ではありません。また「出身」という言葉にも気を付けましょう。有名な芸能人の名前が出てきても「在籍」ではなく「出身」と言うことがあります。のちに有名になった芸能人が、一日でもその芸能事務所に所属した過去があれば「出身」と言ってきますので、これは誘い文句だと思ってください。
ちなみに、上記で紹介している芸能事務所はあくまでも数ある中の「一部」ですので、掲載されていない芸能事務所の中にも「優良事務所」があることをご理解ください。
最後に重要なことをお伝えしますが、スカウトをされたからといって「所属が決まる」わけではありません。のちに芸能事務所幹部との面談があり、幹部にも認められた場合のみ、所属が決まるのです。幹部が直接スカウト活動をしている事務所であればこのステップはありませんが、多くの事務所の場合「若手社員」がスカウト活動をしているため、スカウトされたのに「やっぱりなかったことで」という話も少なくありません。それほど、大手プロダクションからのスカウトは難しいのです。スカウトを待つのもいいですが、本気で芸能界を目指されている方は、色んなオーディションを受けるなど、自ら積極的に行動することをおすすめします。