芸能関連の情報を調べていると、「芸能事務所」と書いてあったり「芸能プロダクション」と書いてあったり、「モデル事務所」と書いてあったり「モデルエージェンシー」と書いてあったりとその表記の仕方はバラバラで、一体なにが違うのか疑問に感じたことはありませんでしょうか。
当サイトでも「芸能事務所」と書く場合や「芸能プロダクション」と書く場合があり、読者に混乱を与えてしまっていたかもしれません。
そこで今回は、「芸能事務所と芸能プロダクション」の違い、「モデル事務所とモデルエージェンシー」の違いについて、解説していきたいと思います。
芸能事務所と芸能プロダクションの違い
まず「芸能事務所」と「芸能プロダクション」の違いですが、これは「呼び方」が異なるだけで、基本的には同じ意味です。
例えば「携帯電話」と「スマートフォン」という言葉があるように、呼び方は違うけれど「指しているものは一緒」といったイメージです。
元々「プロダクション」といえば「制作プロダクション」が主流でした。
国語辞典で「プロダクション」という言葉を調べると
【プロダクション】
作り出すこと。生産。製造。 制作会社。
とあるように、主に「映画」や「番組」「舞台」を製作する会社を指していました。
しかし、芸能事務所の中でもこれらの制作業務を行なう会社があり、そういった会社が「〇〇プロダクション」と名乗ることで、「芸能プロダクション」という呼び方が一般的になっていったのです。
もちろん「ジャニーズ事務所」のように、制作業務を行なう会社でありながら「〇〇事務所」と名乗っているところもたくさんあります。
そのため、これらの名称に大きな違いはなく、「芸能事務所」も「芸能プロダクション」も同義語だと言うことができるでしょう。
モデル事務所とモデルエージェンシーの違い
次に「モデル事務所」と「モデルエージェンシー」の違いですが、これも上記と同様に「呼び方」が異なるだけで指しているものは同じになります。
「エージェンシー」は「海外」でよく使われている言葉で、「代理店」「代理業」という意味があります。
要は、「モデル」と「クライアント」を繋ぐ「仲介業者」といったイメージです。
エージェンシー(エージェント)については下記の記事で詳しく解説しておりますので、こちらをご参考ください。
芸能事務所とモデル事務所の違い
では、「芸能事務所」と「モデル事務所」の違いは何かあるのでしょうか。
これらも「混合」されることが多いのですが、こちらは少々意味合いが異なります。
芸能事務所とは
まず「芸能事務所」とは、所属する芸能人のエージェンシー業務、マネジメント業務をメインに行なっています。
芸能人とは主に「俳優」や「女優」「モデル」「歌手」のことで、言い方が少し悪くなりますが「所属タレントを自社の商品として」クライアントに売り出しているところです。
仕事内容も「ドラマ」や「映画」「バラエティ」「CM」「雑誌」と多岐に渡り、取引会社も「テレビ局」や「番組制作会社」「広告代理店」がメインとなっています。
モデル事務所とは
一方、モデル事務所とは、上記で説明した通り「モデル」と「クライアント」を繋ぐ代理業(エージェンシー業務)が主な仕事で、取引先も「ファッションブランド」や「広告代理店」がメインとなっています。
モデル事務所という名前の通り「モデル」に特化しているため、より専門性の高い業態だと言うことができるでしょう。
そのため、広告や雑誌・ファッションショーなど「モデル業」だけやりたい方はモデルエージェンシー、テレビや舞台などマルチに活躍していきたい方は芸能プロダクションが向いていると言えます。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
「芸能事務所」と「芸能プロダクション」
「モデル事務所」と「モデルエージェンシー」
これらはただ呼び方が異なるだけで、ほぼ同じ意味を持っています。
当サイトがこれらを使い分けている理由は、
どちらで検索しても当サイトにたどり着くようにしているからです。
そのため、特に深い意味はありません。
以上、今回は「芸能事務所」と「芸能プロダクション」の違い、そして「モデル事務所」と「モデルエージェンシー」の違いを解説しました。
この記事へのコメントはありません。