誰もが一度は夢見たことがあるであろう、モデルの世界。
高身長でスリムな体に服を纏い、華麗にポージング・ウォーキングをきめ、読者、観客を魅了するファッションモデル。
世間のイメージでは身長が高く細い人を思い浮かべるが、果たして身長が低くてもモデルになれるのか―。
結論から述べると、答えは「YES」だ。
この世には、160センチ台のレディースモデルが沢山いる。
最近ではむしろ、175センチ以上のレディースモデルより多くいるのではないかとも感じられる。
なぜなら、最近では、ファッション業界の中で「リアルクローズ」が大きく取り入れられているからだ。
いかに読者・観客に近く寄り添えられるかを考え、その結果「リアルの世界」に近い低身長のモデルを起用するブランドが増えてきている。
読者・観客とかけ離れた170センチ以上のモデルを使うよりも、160センチ台のモデルを使い、親近感を持たせるのだ。
以前、身長150センチ台のモデルを起用した「Sサイズモデル」の雑誌が流行ったが、これもこう言ったリアルクローズが重要視されるようになったからこそ誕生したものであろう。
そして近年、CMや広告にも多くのファッションモデルが起用されている。
はっきり言ってそのCMや広告の撮影では、身長は関係ない。
学生役やサラリーマン役・ファミリー役ではリアルクローズが求められ、むしろ高身長だとリアルに添えず仕事を断られる事さえあるのだ。
しかし、低身長のモデルが全ての仕事をできる訳でもない。
実際に、世間のイメージ通りの高身長モデルは数多く存在し、彼等は彼等のフィールドで戦っている。
その一つが「コレクション・ファッションショー」だ。
有名なものでいうと「パリ・コレクション」や「ミラノ・コレクション」「ロンドン・コレクション」「ニューヨーク・コレクション」などがある。
海外コレクション・来日コレクションではレディース175センチ以上、メンズ185センチ以上が基準とされているため、そこに160センチ台のモデルが出演することは難しいだろう。
なぜなら、服を綺麗に魅せるにあたって「身長」が必要だからである。
ただし、「東京ガールズコレクション」や「神戸コレクション」などの国内ファッションショーにおいては、低身長でも出演できる可能性は十分にあるので、希望を捨てず挑戦してほしい。
一番大事なことは、自分が戦うフィールドをきちんと理解・分析した上で、努力し続けること。
そうすれば、例え身長に恵まれなくても、トップモデルとして活躍できる場所はたくさんあるのだ。
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