日本を代表する超人気漫画「ONE PIECE(ワンピース)」。
1997年から「週刊少年ジャンプ」より連載が始まり、世界中に熱狂的なファンが存在します。
もう説明する必要もないくらい有名な本作ですが、このワンピースには様々な「都市伝説」がささやかれ、ウソかホントかわからない内容が出回っています。
今回はその都市伝説の一つ「作者である尾田栄一郎氏は創価学会員か!?」という噂について、考察していきたいと思います。
※本記事はあくまでも「考察」であり、内容を保証するものではございません。参考程度にご覧ください。
尾田栄一郎先生は創価学会員?
もしかしたらこの噂を初めて聞いたという人もいるかもしれませんが、ちまたではかなり前からささやかれている有名な都市伝説です。
創価学会については下記の記事で詳しく解説しておりますので、こちらをご参考ください。
>芸能界で活躍する創価学会員一覧(芸能人・有名人)
では、この都市伝説がささやかれる「7つの要因」を順に見ていきたいと思います。
➀ 赤・黄・青の配色
まず、最も有名なものが「赤・黄・青」の配色です。
創価学会といえば、この赤・黄・青の「三色旗」が有名で、それぞれに下記の意味を持っています。
【赤】勝利
【黄】栄光
【青】平和
そのため、「赤・黄・青」といえば「創価学会」を連想する人が多いのですが、実はこのワンピースにも様々なシーンで「赤・黄・青」の配色が使用されているのです。
まず、有名なものが主人公である「モンキー・D・ルフィ」の服装。
上着が「赤色」、腰巻が「黄色」、ズボンが「青色」となっています。
この他にも、海軍の大将であった「赤犬」「黄猿」「青雉」もこの「赤・黄・青」が使用されています。
出典:© 尾田栄一郎「ワンピース」 / 集英社
また、赤犬「サカズキ」は「とにかく勝利」にこだわるキャラクター設定。
黄猿「ボルサリーノ」は「光の能力」を持ったキャラクター設定。
そして青雉「クザン」は「平和主義者」のキャラクター設定であることから、創価学会の【赤】勝利【黄】栄光【青】平和に繋がるのではないか?との憶測が広がりました。
反対意見
しかし、これだけで創価学会員とは決めつけられません。
赤・黄・青は「色の3原色」と言われておりますし(正確にはマゼンタ・イエロー・シアン)、ルーマニアの国旗も「赤・黄・青」が使用されています。
また、モンキー・D・ルフィのモデルは、インド神話における神猿「ハヌマーン」という説もあり、このハヌマーンとはまさに「服装が一致」しているのです。
出典:https://ja.wikipedia.org/wiki/ハヌマーン
尾田栄一郎先生がワンピースを連載し始めた年齢が22歳。
構想は中学生の頃からしていたとのことなので、もしかしたら偶然の一致かもしれませんが、それでも「ハヌマーン」をモチーフにしている可能性は十分にあると言えるでしょう。
② ルフィの死刑台
続いて、2つ目の要素は「ルフィの死刑台」のシーン。
ローグタウンにて、バギーに処刑されそうになるこのシーンですが、首を切られる直前に「雷」が落ち、結果的にルフィは助かります。
出典:© 尾田栄一郎「ワンピース」 / 集英社
実はこのシーンも、創価学会とリンクしているというのです。
創価学会は元々「日蓮正宗」であり、法華経の行者である「日蓮大聖人」の仏法を信奉(しんぽう)しています。
日蓮大聖人は日本の社会史にも登場する人物のため、皆さまも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
この日蓮大聖人ですが、1271年に、幕府や諸宗を批判したことで、ルフィと同じように「処刑場」で首を切られそうになります。
しかし首を切られる直前、現在の「江ノ島」の方角から「月のような光りもの」が飛来し、光の衝撃で振り下ろした刀が折れたというのです。
役人たちはこの出来事に恐れ逃げてしまい、死刑は執行されなかったとの言い伝えがあります。
出典:日蓮大聖人御一代記
この話は、創価学会員であれば知っているであろう内容なのですが、これと似た光景がワンピースで描かれたことで、尾田栄一郎先生の創価学会員説が更に広がりました。
③ 光月家の「鶴の紋章」
3つ目は、光月家の「鶴の紋章」です。
左が、作中に出てくる光月家の「鶴の紋章」で、右が、日蓮正宗の「鶴丸紋(つるまるもん)」になります。
出典1(左):© 尾田栄一郎「ワンピース」 / 集英社
出典2(右):https://www.nichirenshoshu.or.jp/
今となっては「創価学会」と「日蓮正宗」は関係ありませんが、1991年までは日蓮正宗の信徒団体であり、創価学会も「鶴丸紋」を使用していたようです。
1991年といえば、尾田栄一郎先生が16歳のとき。
もしかしたらその時のイメージが残っていた可能性はありますが、さすがにこれは「こじつけ」だと言えるでしょう。
そもそも、鶴には「長寿」の象徴があるように、「JALのロゴ」など様々なものに使用されています。
出典1(左):https://www.jal.com/ja/
出典2(右):https://www.nichirenshoshu.or.jp/
「両翼」を丸く上に掲げたデザインを「鶴丸」と呼び、古くから様々な家紋として使用されていたため、歴史や神話好きの尾田先生はそれらを参考にした可能性が高いと言えるでしょう。
④ 神への反抗心
4つ目は、神への反抗心です。
作中には、度重なる「神への反抗心」が描かれています。
例えば、ゾロの「おれは一生、神には祈らねェ」だったり、ナミの「神?金より価値あるの?」だったり、空島ではルフィが神(エネル)をぶっ飛ばしています。
出典:© 尾田栄一郎「ワンピース」 / 集英社
創価学会は「神様」には祈らず、仏法を信奉する「仏教団体」です。
作中には何かと「仏法用語」も多く、世界の裏の権力者といわれる「イム様」も、「イ」と「ム」を組み合わせることで「仏様」になります。
こういった内容からもこの都市伝説が広まったと考えられます。
➄ “D”の意志
ワンピースには度々「Dの一族」や「Dの意志」というワードが出現します。
出典:© 尾田栄一郎「ワンピース」 / 集英社
この「D」は一体何なのかと、様々な考察者がこの謎に迫っており、ちまたでは夜明けを意味する「“D”AWN(ドーン)」や、夢を意味する「“D”REAM(ドリーム)」、宿命や運命を意味する「“D”ESTINY(ディスティニー)」、尾田先生が好きな「“D”ISNEY(ディズニー)」「“D”RAGON BALL(ドラゴンボール)」ではないかとささやかれています。
そんな中、一説では創価学会の名誉会長である「“D”AISAKU IKEDA(池田大作)」の「D」ではないかとの考えもあるのです。
➅ 聖教新聞に一度だけ載ったという噂
これまでは、作中に散りばめられた「裏メッセージ」だけで考察してまいりましたが、この件について色々調べていると、ワンピースが一度「聖教新聞」に掲載されたことがあるとの情報がありました。
聖教新聞とは、創価学会が発刊する「機関紙」のことです。
これが事実であれば、少しは信ぴょう性が高まりそうですが、残念ながら調べてもそのソースを見つけることはできませんでした。
また、聖教新聞に掲載されたからといって創価学会員であるとは限らないため、やはり信頼性に欠ける情報だと言えるでしょう。
➆ ワンピースというタイトル名
最後に「ワンピース」というタイトル名。
ワンピースを英語表記にすると「ONE PIECE」で「一つのかけら」という意味になります。
では「ワンピース」を数字に変換してみるとどうでしょうか。
きっと多くの方が「1」と「2」と答えるはずです。
「1」と「2」で、1月2日。
1月2日は、創価学会としても重要な日付であり、名誉会長・池田大作氏の「生誕日」となっています。
少し強引のように思えますが、信じるか信じないかはあなた次第です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、この説がささやかれるようになった「7つの要素」を取り上げましたが、この他にも作中には様々なところで裏メッセージのようなものが隠されているようです。
「伏線」や「裏設定」が大好きな尾田栄一郎先生であれば、何か創価学会員だけがわかる裏メッセージを残してもおかしくはありませんが、どれも確証には至らず「妄想の域」を出られていないと言えるでしょう。
そのため、当サイトではこの説に対して「妄想から生まれたデマの確率が高く、尾田先生が創価学会員である可能性は限りなくゼロに近い」と結論付けたいと思います。
この記事へのコメントはありません。